2015年3月8日に兵庫県宝塚市の宝塚ソリオホールで開催された再生可能エネルギーをみんなで考える懇談会「宝塚エネルギーを広めよう!」(主催:宝塚市)および全国ご当地エネルギー協会イベント「市民ファンドを広めよう!」(主催:全国ご当地エネルギー協会)は、宝塚市民、一般参加者、全国ご当地エネルギー協会関係者を含む約180名が参加し、大盛況のうちに終了しました。

Takarazuka第1部は、宝塚市再生可能エネルギー推進審議会会長で名古屋大学大学院環境学研究科准教授の丸山康司さんから、再生可能エネルギーが地域に根付くために必要なことについて、また、千葉商科大学人間社会学部教授の伊藤宏一さんからは「宝塚を共有経済の先進地に」という内容の講演がありました。さらに、宝塚市新エネルギー推進課から「宝塚エネルギー2050ビジョン」の概要説明の後、「宝塚エネルギーのこれまでとこれから」と題して、再生可能エネルギー推進審議会委員によるパネルディスカッションが行われました。

第2部では、全国ご当地エネルギー協会から飯田哲也(事務総長)、武本俊彦(常任オブザーバー)、鈴木亨(北海道地区幹事)、佐藤彌右衛門(東北地区幹事・代表幹事)、鈴木大介(関東地区幹事代理)、坂井之泰(中国地区幹事)が登壇し、各地のご当地エネルギーの取り組みや農地を活用したソーラーシェアリングなどについて紹介しました。また、井上保子(近畿地区幹事・代表副幹事)からは、市内で進めている太陽光発電所と「宝塚すみれハート2015」の紹介が行われました。

同日、全国ご当地エネルギー協会の幹事会も開催しました。今後のご当地エネルギーの活動について各地の幹事および会員と活発な議論を交わし、さらなる前進を確認しました。

翌9日には、NPO法人新エネルギーをすすめる宝塚の会および非営利型株式会社宝塚すみれ発電の案内のもと、宝塚すみれ発電が設置した太陽光発電所第2号・第3号を見学しました。行政と市民がパートナーシップのもと進める都市部での再生可能エネルギーの意義を改めて考える視察となりました。

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