本日、当協会事務局(環境エネルギー政策研究所)が創設パートナーおよび理事を務めてまいりました「世界自然エネルギー100%キャンペーン」は、世界の自然エネルギー推進の流れをさらに加速すべく、「世界自然エネルギー100%プラットフォーム(Global 100% Renewable Energy Platform)」として、ドイツ・ボンにて法人設立され、当協会も設立団体として署名したことをご報告いたします。

「世界自然エネルギー100%キャンペーン」は、2014年1月31日、環境エネルギー政策研究所(ISEP)と世界未来評議会(World Future Council)、世界風力エネルギー協会(World Wind Energy Association)を中心として、世界のさまざまな自然エネルギー関係機関の協働により設立されました。これまで3年にわたり、キャンペーンは「自然エネルギー100%」に関する対話の場を数多く立ち上げ、世界各地の事例や研究成果を集約し、政策立案者への働きかけをおこない、その成果は2015年のパリ協定へとつながりました。

今日、「自然エネルギー100%」が夢物語ではなく、実現可能な「常識」へと変わりつつあるなかで、ボトムアップの地域分散型自然エネルギーの潮流をさらに推し進めるため、法人化されたプラットフォームには、環境エネルギー政策研究所、世界未来評議会、世界風力エネルギー協会、フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所が運営に携わります。

設立署名団体

当協会は、環境エネルギー政策研究所と共に、「世界自然エネルギー100%プラットフォーム」の日本国内での窓口として活動をおこなってまいります。

このプレスリリースに関するお問い合わせ

一般社団法人全国ご当地エネルギー協会 山崎・田中
TEL: 03-3355-2212
FAX: 03-3355-2205
お問い合わせフォームはこちら


世界自然エネルギー100%プラットフォーム設立 プレスリリース翻訳

2017年5月8日、世界の主要機関の代表者がドイツ・ボンに集い、「世界自然エネルギー100%プラットフォーム(Global 100% Renewable Energy Platform」を設立しました。設立イベントでは、気候変動の緩和やすべての人々に近代的なエネルギーサービスへのアクセスを確保する必要性に対して、世界の著名な専門家たちが自然エネルギー100%を実現するための戦略と方策を提示しました。

この設立イベントは、ボン・国連気候変動対話と並行して開催され、気候変動の影響を緩和し、世界の自然エネルギー100%を協働で実現する上で、市民社会、ビジネス、政府や科学者などのステークホルダーをつなげるマルチステークホルダープラットフォームの重要性を再度確認しました。

ビル・マッキベン(プラットフォーム大使/350.org共同創設者):「単純に自然エネルギー資源は無料なので、誰もが自然エネルギーを使うようになるのは明らかですが、私たちが気候変動の影響の加速に追いつこうとする希望をもてば、さらにすばやく自然エネルギー100%を実現できるでしょう。

このプラットフォームは、エネルギーシステムに対するすべての新規投資は自然エネルギー100%へ向けられなければならず、そして、それは人々が中心となる分散型アプローチをとることで、もっとも適切に速く社会を変化させる、という考え方を原則として取り組みを進めます。

菅直人(プラットフォーム大使/前内閣総理大臣) :「各国が電力を自ら賄えるようになれば、資源をめぐる争いを避けることができるので、自然エネルギーは世界平和に貢献します。

設立メンバーは、設立イベントにおいて世界自然エネルギー100%プラットフォームがこれらの展望を追求することを強調しました。

詳細については、世界自然エネルギー100%キャンペーンのWebサイトをご参照下さい。