懐かしくて、新しい地域の幸福論

わたしたちは、これまで経験したことのない人口減少社会という大きな変化に直面しています。「地方消滅」と言われている今、限界集落と呼ばれるような中山間地域に若者が移住する動きがあります。「ほしい未来は、自分たちの手で作りたい」という志をもつ移住者を起点にして地域が一体となり、木質バイオマスの利活用や、小水力発電の事業が立ち上がっています。その売電した収益を農村振興や福祉や若者の起業のために再投資することで、「モノ・人・お金」も循環する幸せな地域経済が生まています。成長・拡大を求め続けてきた日本が、人口減少社会を希望ある転換期にできるかどうかが問われています。映画『おだやかな革命』は、「エネルギー自治」による持続可能でしなやかな地域の再生を目指す人々との対話を通して、これからの暮らしのあり方を問いながら、幸せな社会への道筋を探る物語です。

監督よりメッセージ

前作の「よみがえりのレシピ」では在来作物のタネを守ることの意義を世に問いました。 そして様々な価値を内包した在来作物に多くの観客が関心を寄せ、生産者と消費者の交流が生まれ、在来作物を栽培したいという新規就農者も現れました。 映画の上映活動を通して、具体的な社会課題の解決の一助になるような映画を作りたいという思いで、次の題材に地域エネルギーを選びました。食もエネルギーも日々ことだからこそ、私たちの選択によって少しずつ社会を変えて行くことができます。誰かに任せていればどうにかなる、そんな時代は終わりました。これからは「ほしい未来は、自分たちの手で作っていく」という時代です。エネルギーから次の社会のあり方を考える場を、本映画の上映活動を通して作っていきます。ぜひ、ご支援の程宜しくお願いをいたします。


作品概要

監督:渡辺智史
撮影:佐藤広一
制作:有限責任事業組合いでは堂
後援:やまがた自然エネルギーネットワーク

2017年/日本

渡辺智史

1981年、鶴岡市生まれ。ドキュメンタリー映画監督。2008年フリーとなり、『湯の里ひじおり~学校のある最後の1年~』を監督。2012年に『よみがえりのレシピ』を全国劇場公開、香港国際映画祭、ハワイ国際映画祭にて正式招待上映。

映画「おだやかな革命」公式HP