【メディア掲載】電気の作り手と消費者を〝つなぐ〟

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全国ご当地エネルギー協会リレーエッセイ10
株式会社 大地を守る会 CSR推進部長 來島晋一

作り手と食べる人を、つなげてきた大地を守る会。これからは電力の産地直送も目指していく(大地を守る会の代表取締役・藤田和芳氏は「全国ご当地エネルギー協会」の消費者幹事も務める)

作り手と食べる人を、つなげてきた大地を守る会。これからは電力の産地直送も目指していく(大地を守る会の代表取締役・藤田和芳氏は「全国ご当地エネルギー協会」の消費者幹事も務める) ※写真はイメージ

こんにちは。大地を守る会です。大地を守る会は社会的課題をビジネスで解決していく「社会的企業」です。望ましくないことがあっても、ただ「反対」するのではなく、代替案を提示して、持続可能な事業にすることで、社会的課題を解決したいと考え行動しています。

  1. 「日本の第一次産業を守り育てること」
  2. 「人々の健康と生命を守ること」
  3. 「持続可能な社会を創ること」

大地を守る会が取り組むあらゆる事業はすべてこの3つのことを実現するために展開されています。

1970年代、農業にも大量生産の考え方は導入され、化学肥料や農薬を大量投与する農業の弊害があらわれはじめました。1975年「農薬の危険性を100万回叫ぶよりも、1本の無農薬の大根を作り、運び、食べることから始めよう」を合言葉に、仲間と一緒に団地で無農薬野菜の青空市を開始したのが始まりです。この、作り手と食べ手を〝つなぐ〟。大地を守る会が一貫して大事にしている顔の見える関係。そのことをミッションに取扱商品のすべてが厳しい基準を満たし、すべてが顔の見える産直品です。いまでは衣食住すべての分野で事業を展開し、宅配事業、Eコマース事業、レストラン事業、自然住宅事業などを手掛けています。

さて、この作り手と食べ手を〝つなぐ〟。

生産する側と消費する側の信頼関係があってこそ成り立つものです。電気を巡る関係も、こんなふうに生産する側と消費する側が、顔が見えて、信頼に包まれて、産地直送だったらどんなに素敵なことでしょう。そしてそこでつくられる電気が、原発に頼らない、再生可能な資源を原料に作られている安心安全な電気だとしたら。そしてその電気を作るひとや街が元気になって、使うひとの気持ちがよくなって、みんながハッピーになれたら、とっても素敵ですよね。

そんな電気をつくるひとと、そんな電気を待っているひとを〝つなぐ〟。

大地を守る会がこの全国ご当地エネルギー協会の中でできること、ミッションはこの〝つなぐ〟こと。たくさんの作り手とたくさんの使い手。たくさんの思いを電気を通じてつなげたい。届けたい。電気を自分たちの手に取り戻す。そんなふうに考えます。しびれちゃいますね。

それともうひとつ。全国にいる大地を守る会の仲間の生産者やメーカーのみなさんにもこの活動をアピールして、一緒に取り組んで、中には発電事業者になる生産者もいたりして。なんて、夢はどんどん広がり、そして広げていきたいですね。

『新エネルギー新聞』第12号(2014年11月3日)掲載