当協会は、環境エネルギー政策研究所と共同で実施したアンケート調査「コミュニティエネルギーにおける女性」の結果を研究報告にまとめました。本調査は、日本国内の地域エネルギー事業に関してジェンダーの視点から実施されたはじめての調査であり、今後、持続可能でより公正なエネルギー社会を目指す上での基礎となるデータを整理しています。また、世界風力エネルギー協会がドイツで実施した同様の調査との国際比較を予定しております。


要旨

全国ご当地エネルギー協会会員団体へのアンケート調査の結果から、日本国内での地域エネルギー事業とその経営への女性の参加比率は低く、また、リーダー層の中で女性の参加比率が低いという認識はありつつも、積極的に比率を高めようとする意識・行動は希薄な状況にあることが明らかとなった。今後、持続可能でより公正なエネルギー社会を目指す上では、女性の参加比率が低いという現状を認識し、クォータの導入などの取り組みを展開していく必要がある。

キーワード:コミュニティエネルギー, ジェンダー, クォータ


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